不動産を兄弟間で分割する方法として、4つの方法があることを説明しましたが、代償分割は不動産の名義も単独名義となるため、代償金を支払えるのであれば一番良い選択です。
しかし、ほとんどの場合、ほかの相続人に対して代償金を支払う能力を持っていないのが現状です。
相続した不動産に住みたい、生前に親と同居していて実家にそのまま住み続けたいといったケースの場合、おすすめなのがセゾンファンデックスの「遺産分割ローン」を利用し、単独名義にする方法です。
利用の流れとしては、まず共有名義で相続し、その後単独所有者となる方がほかの共有者の持分を買い取ることになります。
セゾンファンデックスの遺産分割ローンは、自己居宅用を目的に不動産の共有持分を買い取る際に利用できる住宅ローンです。共有持分の買い取りは親族間売買に該当するため、銀行などでは審査が厳しく、融資が受けられない可能性が高いといわれています。住宅ローンは低金利なため、親族間売買を装って融資を受け、住宅の購入という資金使途以外の目的で利用される可能性があり、そのリスクを金融機関は避けるため、親族間売買で住宅ローンを利用するのはハードルが高いのです。
セゾンファンデックスの遺産分割ローンでは、不動産の担保価値を最大限に評価する柔軟な審査を行っており、親族間売買に利用することもできます。兄弟間で不動産を共有で相続し、代償分割を利用して単独所有への切り替えを考えておられる方はぜひご相談ください。