どうしても転職直後に住宅ローンの融資が必要になる場合は、審査に通る可能性を高めるために、プラスの材料を探してみるか、借入れする金融機関を再検討する必要があります。
(1)自己資金を用意する
転職直後でも自己資金があれば、融資の条件に有利に働く可能性があります。たとえばある程度の貯蓄があったり、頭金の準備があったりすると審査のプラス条件になるでしょう。配偶者の収入が安定していて、万が一の場合の保証になることも重要なポイントです。
(2)検討する金融機関の範囲を広げてみる
住宅ローンの申込みをする金融機関を見直すことも、一つの選択肢として考えておくべきでしょう。ここで、転職直後におすすめの住宅ローンを二つ紹介します。
〇フラット35
フラット35は、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)と民間金融機関が提携して提供する住宅ローンです。ほかのローンと比較して勤続年数の条件が緩やかなので、転職直後でも検討する価値があるでしょう。
〇セゾンファンデックスの住宅ローン
セゾンファンデックスの住宅ローンでは、担保を重視した審査基準を採用しているため、勤続年数に関しては条件設定が緩やかです。転職したばかりであっても前職と過去の経歴まで加味した審査ができます。
勤続年数が短いため、他の金融機関で住宅ローンの審査に落ちてしまった場合でも、担保不動産を最大限に評価し独自審査を行うセゾンファンデックスの住宅ローンなら相談可能です。
ノンバンクのため金利はやや高めですが、まずはセゾンファンデックスで住宅ローンを組み、銀行の審査基準を満たせる属性になったら、あらためて銀行やフラット35で住宅ローンを借り換えるといった活用策もあります。それなら、金利が高いというデメリットを解消することが可能です。
