(1) 柔軟性の高い審査基準
ノンバンクの住宅ローンは、銀行などと比較して柔軟性の高い審査が行われます。職業や年齢、勤続年数などを理由に銀行の住宅ローン審査に落ちてしまった人でも、ノンバンクの住宅ローンなら審査に通過できる可能性があります。
特に、住宅ローンの審査に通りにくいと言われている自営業や個人事業主でも、住宅ローンを利用しやすいのが魅力です。
個人事業主は住宅ローンの審査に通りにくい?
また、銀行では住宅ローン審査通過の可能性が低い、自己破産や債務整理、クレジットカードや各種ローンで支払いの延滞や遅延などによって信用情報に問題があるケースでも、ノンバンクでは対応するケースも多くみられます。
(2)審査の早さ
審査期間で比較しても、銀行よりノンバンクの方が短く、審査スピードが速い傾向にあり、早いところでは申込みから融資まで数日で完了するケースもあります。
金利は申込みではなく融資の際のものが適用されます。審査スピードが早ければ、審査から融資実行の間で、思わぬ金利上昇によって想定よりも適用金利が高くなってしまうリスクを低くすることができます。
申込みから融資まで迅速に契約を進めたい人は、銀行の住宅ローンよりもノンバンクの住宅ローンを選択肢に入れておくのがよいでしょう。
(3)口座開設不要
銀行の住宅ローンは、原則としてその銀行の口座を開設して返済用口座にする必要があります。ネット銀行など、一部の銀行では口座開設不要で申込みから審査まで進めることができるところもありますが、結局は契約時に口座開設をしなければならないことがほとんどです。
一方、ノンバンクは預貯金の取扱業務は行っていないため口座自体が存在していません。したがって、銀行のように返済用口座の開設手続きをする手間を省くことができます。住宅ローンへ申込む際は、すでに所有している銀行口座を指定するだけで登録できます。