年収の面で融資を受けられるのか不安な場合、どのように対処すればよいのでしょうか。主な三つの対処法について解説します。
(1)自己資金を用意する
自己資金をできるだけ多く用意することは、審査に通りやすくする上で有効な対策です。自己資金が多いほど必要な融資金額は下がるわけですから、金融機関にとってリスクが下がることになります。
また、自己資金を用意していることは、不動産投資に向けて計画的に準備を進めてきたことの証明にもなるでしょう。突発的に思い立って不動産投資をはじめようとしているのではなく、計画にもとづいたアパート経営であることが伝わるはずです。
ただし、自己資金が貯まるまで時間をかけてしまうと数年がかりになり、不動産投資を始めるタイミングを見失ってしまうこともありますので注意が必要です。
(2)属性を上げる
属性を少しでも上げておくことで、不動産投資ローンの審査に有利になる場合があります。たとえば、保有しているクレジットカードやカードローンの限度額を下げておくことで、属性が上がる場合があるのです。使用していないカードは解約し、手元に残すカードも限度額は必要最小限に留めましょう。
また、他のローンを返済中であれば、可能な限り残債を少なくしておくことも重要です。ローンの残債が少なくなれば、属性を上げられる場合があります。住宅ローンの完済や繰り上げ返済を検討したり、ローンの借り換えで金利を下げたりすることも検討しておきましょう。
(3)自分に合う金融機関を探す
不動産投資ローンの審査基準は、金融機関によって異なります。自分の属性や購入予定の物件に合った金融機関を探すことがポイントです。
銀行などの金融機関で審査に通るのが難しそうであれば、ノンバンクの不動産投資ローンを検討するのも一つの方法です。そこで、セゾンファンデックスの不動産投資ローンをおすすめします。
セゾンファンデックスの不動産投資ローン
●柔軟な審査基準
セゾンファンデックスの不動産投資ローンでは、担保余力を重視した柔軟な審査を行うため、収入や借入れ枠などの問題で銀行の融資条件に当てはまらない場合でも対応可能です。年収が700万円に満たず、審査に不安がある場合もお気軽にご相談ください。
●複数の不動産を共同担保にできる
〇共同担保とは?
共同担保とは、借入れする際の担保として複数の不動産に対して担保権を設定することです。土地とその土地に建っている建物に対して共同担保を設定するのが一般的です。
属性が低かったり、1つの不動産では担保価値が足りなかったりして、希望する金額の融資を受けられない場合、別の所有不動産に共同担保を設定すると、融資を受けやすくなる場合もあります。
セゾンファンデックスでは、自宅や保有済みの収益物件なども担保にすることが可能です。
不動産投資で融資を受ける場合は個人の属性以外にも物件の価値・収益力や不動産投資の実績など、複合的な観点にもとづいて審査が行われます。融資を受けられる年収の目安は700万円ですが、年収がこれより低くても条件によっては融資が可能な場合もあるのです。
不動産投資ローンを検討する際には、審査の対象となる項目への理解を深め、できるだけ有利な条件で融資を受けられるよう準備を整えておきましょう。