このような事態に陥らないようにするためには、
延滞する前の返済ができなくなりそうな兆しが出てきた段階でできるだけ早く、住宅ローンを組んだ銀行などの金融機関に相談することが大切です。延滞を起こしてしまうと、金融機関に対応してもらえなくなる可能性もありますので注意が必要です。現在は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で住宅ローンの返済に困っている人が急増しており、金融庁でも銀行などの金融機関に返済に関する相談があれば、柔軟に対応するように要請しています。
(1)住宅ローンの返済条件を見直す
返済期間や月々の返済額など返済条件の見直しを債権者である金融機関に相談すると、返済計画の変更(リスケジュール)によって、返済期間の延長や月々の返済額の減額(一定期間は利息の支払いなど)、ボーナス返済の取りやめといった救済対応をしてくれる場合があり、返済を継続しやすくなります。まずは金融機関に早めにご相談することをおすすめします。
関連リンク:
金融庁「新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえた対応について(住宅ローン等に係る条件変更等)」(PDF)
関連リンク:
住宅金融支援機構(フラット35)「新型コロナウイルス感染症の影響により機構の住宅ローンのご返済にお困りの方へのお知らせ」(PDF)
ただし、返済計画の変更により、毎月の返済額を少なくすることで返済期間を伸ばすことができますが、
住宅ローンの総返済額が減額される訳ではありません。返済期間が伸びれば完済する年齢が上がり、その分長く住宅ローンを支払い続けなければなりません。
総返済額が増える場合もあります。すでに住宅ローンの完済年齢が80~85歳という方は別の方法を考えざるを得ないでしょう。
(2)リースバックを利用する
住宅ローンの支払いが困難な場合、家の売却も一つの手段です。
通常、家を売却すると退去しなければいけませんが、リースバックを活用すれば、売却した自宅に住み続けられることができます。
リースバックとは、ご自宅を売却して現金化、売却後も住み続けることができるサービスです。
住み慣れた自宅で生活しながら、まとまった資金を調達することが可能です。
○セゾンのリースバックとは
お客様の大切なご自宅をセゾンファンデックスが買い取り、お客様は賃貸として退去せず住み続けていただけます。
セゾンファンデックスが買主となり、直接お客様のご自宅(不動産)を購入いたします。
調達した資金は、住宅ローンの返済や老後資金など様々な用途のご利用いただけます。
最大のメリットは、自宅を売却してまとまった資金を調達し、売却後も退去せずそのまま住み続けることができることです。
※戸建てだけでなく、マンションも対象です。
所有者がセゾンファンデックスとなるため、固定資産税の支払いがなくなります。
マンションの場合は管理費・修繕積立金の支払いもなくなります。
売却した自宅は、将来的に再度購入することもできます。一時的に収入が減っている時期にりースバックを利用し、収入が安定したら再度購入することも可能です。
○セゾンのリースバックはこんな方におすすめ
・収入が減って住宅ローンの支払いが苦しい
・住宅ローンを完済したい
・退去せず、家に住み続けたい
・住宅ローンを延滞してしまい、金融機関から任意売却を提案されている