(1)住宅ローンの返済条件を見直す
住宅ローンを組んだ銀行などの金融機関に住宅ローンの返済ができなくなる前に早めに相談することが大切です。返済期間や月々の返済額など返済条件の見直しを債権者である金融機関に相談してください。返済計画の変更(リスケジュール)によって、返済期間の延長や月々の返済額の減額(一定期間は利息の支払いなど)、ボーナス返済の取りやめといった対応をしてくれる場合があります。
最近では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で返済が困難になっている人が増えているため、金融機関も相談窓口を開設しています。また監督官庁である金融庁も、金融機関に住宅ローンなどの条件変更に柔軟に対応するよう要請しています。まずは金融機関に早めにご相談することをおすすめします。
関連リンク:
金融庁「新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえた対応について(住宅ローン等に係る条件変更等)」(PDF)
関連リンク:
住宅金融支援機構(フラット35)「新型コロナウイルス感染症の影響により機構の住宅ローンのご返済にお困りの方へのお知らせ」(PDF)
ただし、返済計画の変更により、毎月の返済額を少なくすることで返済期間を伸ばすことができますが、住宅ローンそのものが減額される訳ではありません。
返済期間が伸びれば、完済する年齢が上がり、その分長く住宅ローンを支払い続けなければなりません。
(2)リースバックを利用する
住宅ローンの支払いが困難な場合、家の売却も一つの手段です。
通常、家を売却すると退去しなければなりませんが、リースバックを活用すれば、売却した自宅に住み続けることができます。
リースバックとは、ご自宅を売却して現金化、売却後も住み続けることができるサービスです。
住み慣れた自宅で生活しながら、まとまった資金を調達することが可能です。
○セゾンのリースバックとは
お客様の大切なご自宅をセゾンファンデックスが買い取り、お客様は賃貸として退去せず住み続けていただけます。
セゾンファンデックスが買主となり、直接お客様のご自宅(不動産)を購入いたします。
調達した資金は、住宅ローンの返済や老後資金など様々な用途のご利用いただけます。
最大のメリットは、自宅を売却してまとまった資金を調達し、売却後も退去せずそのまま住み続けることができることです。
※戸建てだけでなく、マンションも対象です。
所有者がセゾンファンデックスとなるため、固定資産税の支払いがなくなります。
マンションの場合は管理費・修繕積立金の支払いもなくなります。
売却した自宅は、将来的に再度購入することも可能です。
○セゾンのリースバックはこんな方におすすめ
・収入が減って住宅ローンの支払いが苦しい
・住宅ローンを完済したい
・退去せず、家に住み続けたい
○住宅ローンの返済条件見直しとどちらが良い?
●仕組みを比較
<セゾンのリースバック>
住宅を売却するが、そのまま借りて住み続けることができる
<住宅ローンの返済条件見直し>
住宅の所有権はそのまま、住宅ローンの返済期間を延ばし月々の返済額を軽減できる
●メリットを比較
<セゾンのリースバック>
・セゾンファンデックスが買主のため、買主を探す必要がなく、最短2週間で現金化できる
・売却後も住み慣れた家に住み続けることができる
<住宅ローンの返済条件見直し>
・月々のローン返済がラクになる
・所有権は変わらない
●デメリットを比較
<セゾンのリースバック>
・売却価格によっては住宅ローンを完済できないことがある
・毎月の家賃が発生する
<住宅ローンの返済条件見直し>
・返済期間が長くなることで、利息がふくらみ総返済額は高くなる
・固定資産税や修繕費用、マンションであれば管理費など維持費がかかる