では、親の老後資金の蓄えが不十分な場合、子どもとしてどのようなサポート方法があるでしょうか。ここでは、金銭的に余裕がある場合、時間に余裕がある場合、どちらもない場合に分けて考えていきます。
(1)金銭的に余裕がある場合
子どもの側に金銭的な余裕がある場合は、同居して生活・介護に必要なサポートを全面的に行うという方法が取れるでしょう。ただし、同居の場合、金銭面だけでなく家事や介護の負担が増えるので、その点は家族と話し合って決める必要もあります。
離れて暮らしている場合は、毎月仕送りをするのが典型的な支援方法です。ただし、具体的にどの程度の仕送りを行うかは、親と子ども双方の経済状況を踏まえて決めることが大事です。
(2)時間に余裕がある場合
子どもの側に時間的な余裕がある場合、親が医療サービスや介護サービスを利用する際の制度活用のサポートを行うのも1つの方法です。
とくに介護サービスについては、要介護認定の申請やケアマネジャーへの対応、訪問介護やデイサービスの利用手続きなど、制度上対応すべき内容が多いです。老親だけで対応するのは大変な部分があるため、子どもの側でできるだけサポートしてあげることをおすすめします。
医療費・介護費がかかる場合は、高額介護合算療養費制度の利用も可能です。これは、医療保険と介護保険による自己負担額の合算額が高額となった場合に、申請により負担額の一部が返還されるという制度です。便利な制度ですが、申請制であるため、何もしないでいると高い負担額を払い続けることになります。こちらも親だけでは対応できない場合もあるため、子どもとして制度利用のサポートをするとよいでしょう。
(3)金銭的にも時間的にも難しい場合
金銭的にも時間的にも、親の支援をする余裕がないという方もいらっしゃるでしょう。
そのような場合、もし親に持ち家があるなら、セゾンのリースバックを活用するのも1つの方法です。
●リースバックとは?
リースバックとは、ご自宅を売却して現金化、売却後も住み続けることができるサービスです。住み慣れた自宅で生活しながら、まとまった資金を調達することが可能です。
セゾンのリースバックでは、お客様の大切なご自宅をセゾンファンデックスが買い取り、お客様は賃貸として退去せず住み続けていただけます。
シニアにおすすめ!セゾンのリースバックのメリット
・売買代金は一括でお支払い
まとまった資金が受け取れ、そのお使いみちは自由です。日常生活の費用や医療費・介護費用などに充てることが可能です。
・固定資産税の支払い不要
リースバックを利用すると所有者がセゾンファンデックスになるため、固定資産税を支払う必要がなくなります。マンションであれば管理費や修繕積立金などを負担する必要がありません。
・ご契約者様限定サービス
セコムやALSOKなどの見守りサービスを無料でつけることができます。
セコムでは、握るだけで通報できる救急通報ボタンの提供、生活動線にセンサーを設置して一定時間動きがなければ確認する安否見守り、防犯センサーや火災センサーの設置などのサービスを受けることができます。
ALSOKでは緊急通報や救急情報の登録、健康相談などができる専用コントローラーの設置、異常があればガードマンが駆けつける「生活リズムセンサー」の設置、火災監視センサーの設置、などのサービスを提供しています。高齢の親と離れて暮らしている場合、これらサービスを活用すると子どもとして安心できます。