リバースモーゲージを利用し、まとまった金額を借り入れる場合で、できるだけ高額の融資を受けたいという気持ちからリコース型を選択したいと思うかもしれませんが、そうなると自宅を売却した後に不足額が発生する場合、相続人がその不足額を負担することになります。遺された家族に迷惑をかけたくない気持ちの方が強いなら、ノンリコース型の選択をおすすめします。
遺された家族に迷惑をかけず、できるだけ多くの資金を借りたいと思うなら、リースバックも選択肢のひとつです。
リースバックとは?
リースバックとは、自宅をリースバック会社に売却してまとまった資金を得て、その後はリースバック会社に対して賃料を支払いながら、売却した自宅に住み続けることができる仕組みです。自宅を生前に売却するため、自身が亡くなった後に遺された家族に迷惑をかける心配もありません。
融資であるため年齢制限や担保物件について詳細な条件があるリバースモーゲージに比べると、リースバックの利用条件はあまり厳しくなく、高齢者の方が利用しやすい資金調達方法と言えます。
遺産分割協議で一番問題になりやすい不動産を生前に売却し、現金化できる点もメリットといえるでしょう。自身が亡くなった時点で、リースバックで得た資金が残っているケースもありますが、現金ですので、遺産分割も行いやすいといえます。
また、リバースモーゲージは一般的に担保不動産の評価額の50%程度を融資の上限としており、借りられる金額が思っていたより少ないことも多いようです。不動産を売却するリースバックの方がまとまった金額を手にする可能性が高いと言えます。
売却によって自宅の所有権はリースバック会社に移るため、固定資産税の支払いがなくなるというメリットもありますし、マンションもリースバックの対象となることから、マンション住まいでリバースモーゲージの利用ができないと悩んでいる方にも利用しやすいのではないでしょうか。マンションの場合は、リースバックを利用すると固定資産税のほか、管理費・修繕積立金の支払いも不要です。
●セゾンのリースバック
セゾンのリースバックでは、お客様の大切なご自宅をセゾンファンデックスが買い取り、お客様は賃貸として退去せず住み続けていただけます。
セゾンファンデックスが買主となり、直接お客様のご自宅(不動産)を購入いたします。
収入・年齢制限により条件が合わない、事業資金を確保したい、借金をしたくないなどリバースモーゲージの条件に合わない場合におすすめな資金調達方法です。
セゾンのリースバックを活用することで、住宅ローンの返済資金や老後資金の準備、事業資金などまとまった資金の確保が可能です。