リバースモーゲージとは、自宅を担保にそこに住み続けながら融資を受けるシニア層向けのローンです。
ローンの一種ですが、一般的なローンとは返済方法が異なります。
例として、住宅ローンとリバースモーゲージを比較すると、自宅を抵当に入れて融資を受けるまでは同じです。
しかし、最初にまとまった融資を受け、毎月元本と利息を返済する住宅ローンに対し、リバースモーゲージは融資枠内で定期的または一括で融資を受け、元本の返済は死亡後または契約期間終了後に担保不動産の売却代金で返済、または相続人による手もと資金での一括返済となり、存命中または契約期間中は毎月利息のみの返済となります。
リバースモーゲージは、月々の返済が利息のみで負担が少なく、契約後も自宅に住み続けられるのが特徴です。
リバースモーゲージの返済方法には、「リコース型」と「ノンリコース型」が用意されています。
〇リコース型とは?
契約者の死後、担保物件を売却して元本部分を返済する際、売却価格が元本額よりも低く全額を返済できなかった場合に、残りの金額を相続人の方が返済する方法です。
〇ノンリコース型とは?
リコース型と異なり、担保物件を売却して借入残債が残った場合であっても、相続人には残債を返済する必要はありません。
実際に日本住宅金融支援機構が提供している「リ・バース60」では、約99%の方がノンリコース型を選択しています(2021年度実績)。
参照:
住宅金融支援機構 【リ・バース60】の利用実績等について(2022年1月〜3月分及び2021年度分)