資金繰りが悪化したときに、リスケは検討しなければならない重要な手段の一つです。
メリットだけではなくデメリットやリスクも、十分に理解したうえでリスケを実行することをおすすめします。
一方で、リスケ中やリスケ直後に資金調達が必要になる場合もよくあることです。
経営を立て直すためのリスケですが、再建のために資金が必要になるケースもあります。
例えば、以下のようなケースでお困りの事業者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
●運転資金がどうしても必要。リスケすると資金調達が難しくなるので悩んでいる。
●リスケを受け入れてもらったが、仕入れ資金の前払いが必要になり困っている。
●リスケが終わり返済が正常に戻ったが、すぐには融資してもらえなかった。
そんな時に不動産を活用した以下の資金調達方法を検討してみてはいかがでしょうか。
資金調達方法❶ 不動産担保ローン
銀行では扱わない物件でも利用が可能!
不動産担保ローンは、不動産評価額に掛目を設定し融資されます。
ノンバンクで担保にできる不動産は、2番抵当、3番抵当、借地権、家族所有物件・・・など銀行などの金融機関では扱わない不利な物件でも可能です。
銀行がすでに抵当権をつけている場合にも、それ以降の順位で抵当権をつけることで融資を受けることもできます。
ノンバンクの無担保ローンは15〜18%程度の高金利であるのに対し、不動産担保ローンは4〜10%程度の金利に抑えることができます。銀行などでも不動産を担保にした融資がありますが、ノンバンクの不動産担保融資より、不動産の担保価値や掛け目を低く設定する傾向にあります。
決算内容よりも担保価値や事業計画を重視!
ノンバンクの不動産担保ローンでは、決算書よりも不動産の担保価値や今後の事業計画や返済計画を重視してくれます。
これに対し銀行などでは、不動産の担保価値よりも決算書の内容を重視します。
なお、不動産担保ローンでは、そのノンバンクの対応地域の不動産でなければ取扱いをしないことがあります。
地域密着のノンバンクでは対応していないこともあるため、その場合には全国対応のノンバンクを利用することになります。
セゾンの不動産担保ローンは、銀行では難しいケースでも対応可能!
セゾンファンデックスでは、銀行などの金融機関では難しい赤字決算の事業者でも対応が可能です。
銀行とは異なる審査基準で決算内容や業歴は問いません。全国対応・来店不要・ご親族の不動産も取扱い可能です!
長期借入れで資金繰りがラクになります。
資金調達方法❷ リースバック
不動産をすぐに現金化。売却してもそのまま使える!
赤字決算で銀行などの金融機関からの資金調達が難しければ、事業者が保有する事業所や工場、店舗などの不動産を売却し、新たに資金を調達することが可能です。
不動産を売却すると、利用している設備などが利用できなくなり事業の運営に支障がでますが、リースバックであれば、売却したあともリース契約を結んで事業に必要な不動産を今まで通り利用することができます。
リース契約は毎月の利用料金として発生しますが、売却代金は一括で入ってくるので一時資金として有効にご活用いただけます。
運転資金や設備投資などの事業資金のほか、借入金の返済や税金のお支払いなどお使いみちは自由です。
赤字経営を立て直すための資金繰り手法として有効です。
バランスシートのスリム化に効果!
不動産のリースバックは、事業所など不動産を売却、現金化することによってバランスシートをスリム化することが可能です。
土地・建物などの固定資産がバランスシートからオフされ、売却代金も借入金の返済に充てたり、売却益を計上することで財務状況のオフバランス化が実現します。
総資産と有利子負債が減るので、総資本利益率といった収益性の指標、自己資本比率といった安全性の指標、債務償還年数といったキャッシュフローの指標も改善、黒字化に向けた財務体質の向上につながります。
キャッシュフローの改善が可能!
固定資産税・火災保険・維持管理費・修繕費などの費用の削減が可能になります。リース料は経費計上できるため節税対策となるなど、メリットがあるといえます。
セゾンのリースバックは、不動産をセゾンファンデックスが買取るため、安心・スピーディ。
リスケ(リスケジュール)中やリスケ(リスケジュール)解消直後でも対応。買主が決まっているため最短2週間でご契約いただくことも可能です。毎月賃料をお支払いいただくことで現況のまま事業に必要な不動産を利用することができます。
資金調達方法❸ 不動産売却
不動産をすぐに現金化。赤字決算でも資金確保がスムーズに!
赤字決算で銀行などの金融機関からの資金調達が難しければ、事業者が保有する事業所や工場、店舗などの不動産を売却し、新たに資金を調達することが可能です。
不動産を売却すると、利用している設備などが利用できなくなりますが、売却代金は一括で入ってくるので一時資金として有効にご活用いただけます。
運転資金や設備投資などの事業資金のほか、借入金の返済や税金のお支払いなどお使いみちは自由です。
赤字経営を立て直すための資金繰り手法として有効です。
債務の圧縮・オフバランス化による信用回復に効果的!
不動産売却は、事業所などの不動産を売却、現金化することによってバランスシートをスリム化することが可能です。土地・建物などの固定資産がバランスシートからオフされ、売却代金も借入金の返済に充てたり、売却益を計上することで財務状況のオフバランス化が実現します。
総資産と有利子負債が減るので、総資本利益率といった収益性の指標、自己資本比率といった安全性の指標、債務償還年数といったキャッシュフローの指標も改善。黒字化に向けた財務体質の向上が図れ、銀行からの信用回復にもつながります。
キャッシュフローの改善が可能!
固定資産税・火災保険・維持管理費・修繕費などの費用の削減が可能になります。
