年齢を重ねるにつれて、体の不調や体力の衰えを感じ、思うように働けなくなるリスクは増していきます。高齢になってから体力・気力の面で働き続ける自信がない場合は、どうすればいいのでしょうか。
(1)収入と支出のバランスを考える
総務省統計局の2017年度の調査報告によると、高齢無職夫婦の毎月の収入(公的年金など)は平均19.2万円です。
一方、支出は平均26.4万円と収入を7.2万円上回っています。
毎月7.2万円もの生活費が不足しておりこの分を預貯金で補う必要があります。
1年間で考えると、7.2万円×12ヶ月で86.4万円。老後の生活が仮に20年間続くとすると、生活費だけで1,728万円が足りない計算となります。
高齢で働き続ける自信がないようなら、収入と支出のバランスを早めに見直して定年後の暮らしに備えておく必要があります。具体的には次の項目をチェックすることで、固定費を抑える工夫をしていくことが大切です。
▼見直しておきたい支出の項目
・住居費:住宅ローンの借り換えや家賃を抑えた賃貸物件への転居
・保険料:生命保険・損害保険の内容の見直し
・通信費:スマートフォンの料金プランやインターネット回線契約の見直し
・自動車維持費:エコカー減税対象車両への乗り換え、カーシェアリングの活用
・光熱費:新電力への乗り換え、オール電化への移行、省エネ性能の高い冷暖房器具への買い換えなど
また、食費や交際費、娯楽費といった変動費も見直していく必要があります。月々かかっている生活費を項目ごとに書き出し、どの項目であれば無理なく削減できるかを検討しましょう。
(2)セゾンのリースバックを活用する
まとまった老後資金を準備するには、セゾンのリースバックを活用するのも有効な手段です。
●リースバックとは?
リースバックとは、ご自宅を売却して現金化、売却後も住み続けることができるサービスです。住み慣れたご自宅で生活しながら、まとまった資金を調達することが可能です。
セゾンのリースバックでは、お客様の大切なご自宅をセゾンファンデックスが買い取り、以降、賃貸として退去せず住み続けていただけます。
セゾンファンデックスが買主となり、直接お客様のご自宅(不動産)を購入いたします。
リースバックを活用する主なメリットは次の通りです。
▼セゾンのリースバックを活用するメリット
・売買代金は一括支払い、お使いみち自由
・売却後も賃貸物件として現状のまま住み続けられる
・固定資産税や火災保険料の支払いが不要になる
・転居が不要のため引越し費用がかからない
・売却後に再度購入することも可能
・申込みから契約まで最短2週間
例えば、売却代金を住宅ローンの完済に充てたり、老後の生活費に充てたりすることもできます。新たに事業を始める際、事業資金として使うことももちろん可能です。
住み慣れた家で暮らしながら、まとまった資金を調達するのに適した方法といえるでしょう。
今回ご紹介してきた通り、定年後の働き方にはさまざまな選択肢があります。
一方で、高齢になってからも働き続けることに不安を覚えるのは決して不自然なことではありません。十分な貯金がないようなら、セゾンのリースバックを活用して豊かで安心できる老後の暮らしを計画してみてはいかがでしょうか。